ESEブログ

似非SEが書くブログ。

プログラミングをするということ

私は、会社にはプログラマとして雇われてるので一応プログラマーです。

なぜ一応と言っているか。入社してからというものやっている仕事が「プログラミング」ではないからだ。

なぜプログラマーとして雇われたのにプログラミングが出来ないのか。

上司に聞いてみた。

 

上司:「経験と実績が無いから現場に送り込めない。」

 

私:「え」

 

なんとゆう罰ゲームでしょう。面接したのあなたでしょうよ。

 

私が所属している会社は零細SIerだ。このSI業界では、客先に人を単価(月額)いくらという世界で送りこまれ、縁もゆかりもない会社で数ヶ月、さもそこの社員のような形で働くことが多い。

 

SIerでも大手であれば、自社でサービスを開発しており、自分の机で、自分のパソコンを使って設計~運用までの一通りの流れを経験出来ることもあるだろう。しかし、小さな会社は、自分の会社で仕事を出来ることはほぼない。自社でサービスを開発し、リリースしてもそれが売れる保障はどこにも無いし、そもそも自社サービス開発に集中出来るだけの人件費を賄えない。

ちなみに客先に送り込まれる場合はたいてい一人で送り込まれる。会社が小さいので仕方の無いことなですが、一人で客先に送り込まれるのなんて最初からわかってるし、もう慣れているし、そこで技術を盗んで自社サービスをリリースして会社を大きくするための準備が出来ればいいのだが、なかなかうまくいかないのである。

 

今やっている仕事は、客先に常駐し、プログラミングをするのではなく、各種設計書の修正やテスト仕様書を作成している。

 

もはやこれは「Writer」だ。 「Programmer」ではない。

 

こんな事態が発生してしまうのでは、会社が客の言いなりになるしかないからである。下請けなんてこんなもんです。

 

このような状況ではプログラマーとして成長出来ないので、スキルを磨くには自分でなんとかするしかない。仕事で吸収できればいいのだが。

 

向上していくのはM黒ソフトが開発したエクセルという無駄にライセンス料だけ取るつまらないツールを駆使出来る能力だけだ。

 

このままではいけない。

 

小さな開発会社にいるみなさんはおそらくほぼおんなじ感じだろう。私もそうだ。

 

このまま歳を食い、自社でサービスを生み出せないまま客先に常駐するだけのプログラマー人生を送りたいとは思わない。当然、送りたくないし、現実的に送れないだろう。

 

それはなぜか?

 

歳をとれば会社はその社員の給料を上げざるを得ない。しかし、給料が上がると、客先に出す際にその人間の売値と給料がつりあわなくなってくるのだ。給料の倍以上の額は少なくとも単価として見積もられる。そうしないと会社は利益を出せない。そんなお荷物、どんなお客が好き好んで選ぶだろうか。もうこんなことがわかりきっているのに、プログラミングをしないプログラマーを客先常駐でやり続ける意味なんてない。ここから抜け出すには自分で何とかするしかないのである。会社が何とかしてくれるなんて夢物語なのである。

 

さぁ、自らのプログラミングを始めよう。

 

想像を創造に変えようではないか。

 

 

あれ、最後なんか宗教くさいな。