ESEブログ

似非SEが書くブログ。

仕事観について

最近仕事をしていて思うことがあるので書いてみます。

そもそも仕事って何?何のためにするの?という質問に対して、いろいろな意見があると思います。思い浮かびそうなのは、生きていくため、金持ちになりたいから、みんなとりあえず大学いって就活するから、自分の存在意義をそこに見出したいから・・・etc。いろいろとあると思います。で、仕事する理由なんて人それぞれだし、価値観なんてんみんな違うし、違うからこそ世の中が面白くなるわけなので、まぁなんでもいいと思うんですよ。しかしですよ、じゃあ仕事やるってなったら、お金が動くじゃないですか。人と人との間に金銭のやり取りが発生してくるので、そうなってくると責任とか信用とかいろいろ大事になってきます。で、最近感じてるのが、仕事に対する価値観の違いによって、この責任感だったり信用度合いだったりが変動してくるとのかなと。それで、この価値観の違いってのがややこしくて、例えば私が働いているIT業界、細かくいうとSI業界といいますか、この業界はいわゆるITゼネコンって言われてます。仕事の発注元→元請け→2次請け→3次請け→4次請け・・・・みたいな感じで、下請け下請けの世界で、大きい会社を元に小さい会社がゴマンとぶら下がってるような構造になってるわけです。これが非常に厄介。つまり何が言いたいのかというと、下請け下請けみたいな企業の人たちが沢山あつまるプロジェクトなんかでは、責任の所在が曖昧になったりします。このような現場にいるIT技術者は、少なからず自分の範疇じゃないことは一切やらなかったりします。まぁ自分の範疇じゃないので当たり前といえば当たり前なのですが、その範疇のことしかやらないので、もし仮にそうゆう人がプロジェクトマネージャだったとしても、自分のプロジェクトメンバを育てたりしないのです。プロジェクトマネージャはプロジェクトをマネジメントすることが仕事なので、新人の教育が仕事の範疇じゃないのですね。というかそう言う風にしか考えていないのですね。しかも他の会社の人を育てたり面倒見るなんて以ての外です。このように、下請けの下請けなんかではいろんな下請け会社が集まって、見ず知らずの人たちが一つのプロジェクトに集まり仕事をするわけです。こうゆうやっかいなおっさんがいたりすることも珍しくないと思います。下請けになればなるほど自分で責任を持ちたくないという人が増える傾向にありますし、というか自分の責任とかやる仕事を限定的にしている人が多い気がします。このような状況というのはIT業界が多重請負の構造となっている以上、改善しにくいのかなと思います。

 

とにかく、孫請け、玄孫受けの現場で長年経験を積んできたおっさん程めんどくさいものはないというのが私の持論です。視野が狭いし、自分のやるべきこと意外はやらないし、ヘタしたら自分のやるべきことすらもやらなかったりするので。ただ長くその現場にいるだけで自分が偉いと感じているような、長と感じているような人にはとにかく違和感を覚えます。本当に偉いのは上のひとなのだよと。偉そうにしたいのなら実際に偉くなってからやってくれよと思います。ま、偉くて偉そうにしてる人はそれはそれで愚かだと思いますけどね。